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  • ガス機器の交換
  • 2026.06.30

    エネファームのメリットとは?停電時も安心できる仕組みを徹底解説

    上垣内 未来

    ブログを書いた人

    上垣内 未来

    メンテナンスで培った安心をもとに、蟹江ガスと私たちが責任をもって対応いたします。
    安心してお任せください。

    家で過ごす時間をより心地よく、そして安心できるものにしたい。

    そのような願いを叶える設備の一つとして、「エネファーム」の導入を検討されるご家庭が増えています。

     

    本記事では、以下の内容について徹底解説します。

     

    ・エネファームならではの仕組み

    ・日々の光熱費を抑え、環境にも配慮できるメリット

    ・いざという時の停電対策としての機能

    ・導入前に知っておきたいポイント

    ・おすすめメーカーの特徴と選び方

    ・エネファーム導入と合わせて検討したい水回りリフォーム

     

    単なる給湯器の枠を超え、これからの暮らしを支えるパートナーとしてのエネファームの魅力を、大阪ガス指定のメンテナンス会社としての視点も交えながらお伝えします。

    目次

     

    住宅街・一戸建て

    エネファームの仕組みとは?ガスから電気とお湯を作る基本システム

    エネファームがどのようにしてエネルギーを作り出すのか、その基本的な仕組みについて解説します。

    従来の給湯器との違いを知ることで、システムの特徴がより深く理解できます。

    都市ガスから水素を取り出して発電・給湯を行う基本構造

    エネファームは、都市ガスやLPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させることで電気を作ります。

    そして、この発電時に発生する「熱」を捨てずに再利用してお湯を沸かす、非常に効率的な「コージェネレーションシステム(熱電併給システム)」です。

     

    従来は捨てるしかなかった発電時の熱をそのままお湯づくりに活かせるため、エネルギーのムダを大幅に減らせるのが最大の特徴です。

     

    なお、エネファームは、ご家庭で作った電気をそのままご自宅で消費する「自家消費型」のシステムです。送電ロスがなく、作り出した電気や熱を無駄なく日々の暮らしに直接活かせるのが大きな魅力です。

    従来の給湯器やエコジョーズと比較した際の違い

    従来の給湯器やエコジョーズとの決定的な違いは、「自宅で電気を作れるかどうか」です。

    従来品やエコジョーズはあくまで「お湯を沸かすだけ」の機器ですが、エネファームは発電と給湯を同時に行います。

     

    機器の種類

    お湯を沸かす

    発電する

    特徴

    従来の給湯器

    ×

    ガスを燃やして給湯のみを行う。

    エコジョーズ

    ×

    排気熱を再利用し、少ないガスで給湯できる。

    エネファーム

    自宅で発電し、その排熱でお湯も沸かす。

     

    初期費用は従来品より高額になりますが、自宅で使う電気の一部をまかなえるため、毎月の光熱費をトータルで大きく削減できます。

     

    したがって、単なる給湯設備の交換にとどまらず、長期的な光熱費のコントロールや、いざという時の災害対策まで見据えた、これからの暮らしを支える心強い選択肢となります。

    エネファームを導入する5つのメリット

    リビングでくつろぐ家族

     

    エネファームの導入は、光熱費の削減だけでなく、災害時の備えや環境保護など生活に多くのメリットがあります。

    ここでは、日々の暮らしを快適にする5つの具体的なメリットをご紹介します。

    停電時も自立運転機能で電気とお湯が使えて安心

    エネファームを導入する大きなメリットの一つが、万が一の停電時への備えになることです。

    自立運転機能を搭載したモデルであれば、エネファームが発電中に停電が発生した場合、自動で自立発電運転に切り替わり、専用コンセントから電気が使えます。

     

    なお、発電停止中(26日連続発電後の定期停止時など)に停電が発生した場合は、この機能は作動しません。

     

    災害時でも、以下のような「必要最低限の安心」を維持しやすくなります。

     

    情報収集:スマートフォンやラジオの充電

    食事の保存:冷蔵庫の稼働(※一時的な『起動電力』に注意)

    夜間の安心:スタンドライトなどの照明確保

    衛生・リフレッシュ:温かいシャワー

     

    ただし、停電時にエネファームで電気とお湯を使用する際は、「都市ガス」と「水道」が供給されていることが前提となります。

    また、使える電力には上限があり、アイシン製エネファームtype Sの停電時自立発電では最大約700Wの電気が専用コンセントから使用可能です。

     

    スマートフォンの充電や夜間の照明確保には十分ですが、冷蔵庫などのモーターを伴う家電製品は、動き始める瞬間に定格の数倍の電力(起動電力)を消費します。

    これが700Wの上限を超えると電気出力が一時停止(約90秒〜10分間)します。

    一時停止後は1回目のみ自動的に再開しますが、2回目以降はリモコン操作での再開が必要なため、接続する家電製品の仕様を事前に確認しておくことが非常に重要です。

     

    このように制限はあるものの、情報の孤立を防ぎ、夜間の明かりが確保できることは、不安を感じやすい停電時のご家族にとって大きな支えになります。

    自宅での発電と給湯により日々の光熱費を節約

    ご自宅で電気とお湯を同時に作り出すエネファームは、毎月の光熱費削減に大きく貢献します。

    これまで電力会社から購入していた電気の一部をエネファームでの発電でまかなえるため、電気代を大幅に抑えられます。

     

    電気を作る役割もガスが担うため、ご家庭のエネルギーがガスへ集約されていきます。

    エネファーム向けのお得な専用ガス料金プランを活用していただくことで、電気代の大幅な削減と合わせ、トータルでの光熱費を賢くコントロールできる頼もしいシステムです。

    発電時の排熱を再利用する高い省エネ効果

    エネファームは、エネルギーの無駄を極限まで減らした高い省エネ効果が魅力です。

    従来の火力発電所などでは、電気を作る際に発生する熱の多くが海や大気中に捨てられており、ご自宅までの送電の際にもエネルギーのロスが発生しています。

     

    しかし、エネファームは「電気を使う場所(ご自宅)」で直接発電するため、送電ロスがほとんどありません。

    さらに、これまで捨てられていた発電時の熱をそのままお湯づくりに再利用します。

     

    これにより、元となるガスなどのエネルギー利用効率が飛躍的に高まり、限られたエネルギー資源を無駄なく活用できます。

    床暖房や浴室乾燥機と連動した快適な暮らしの実現

    床暖房のフローリングに寝っ転がってタブレットを見る親子

     

    エネファームで作ったお湯は、キッチンやお風呂での給湯だけでなく、ご家庭の温水式設備にも幅広く活用できます。

     

    たとえば、足元から部屋全体を優しく温める「ガス温水式床暖房」や、雨の日の洗濯物乾燥・冬場のヒートショック対策に役立つ「浴室暖房乾燥機」などとの連動が可能です。

    エネファームの効率的な給湯システムと組み合わせることで、ランニングコストを抑えながら、一年中快適な水回りや空調環境を整えられます。

    二酸化炭素の排出を抑える環境に優しいエコな仕組み

    地球環境への配慮が求められる現代において、エネファームは非常にエコな選択肢です。

     

    発電と給湯を一体で高効率に行うため、従来の「火力発電からの買電+ガス給湯器」の組み合わせに比べて、CO2(二酸化炭素)の排出量を大幅に削減できます。

    (※なお、ガスから水素を取り出す過程で一定のCO2は発生します)

     

    毎日のようにお湯を使い、電気を消費するご家庭の生活そのものが、自然と環境保護に直結します。

    導入前に知っておきたい注意点と事前対策

    住宅に関する費用や確認事項のイメージ

     

    魅力的なエネファームですが、導入にあたってはコストや設置場所など事前に確認すべきポイントがあります。

    長く安心して使い続けるために知っておくべき注意点と対策をまとめました。

    初期費用や設置スペースの目安と補助金制度の活用

    エネファームの導入にあたっては、「初期費用の確保」と「設置スペースの確認」の2点が重要になります。

    従来の給湯器よりも高度なシステムであり、発電用の「燃料電池ユニット」とお湯を貯める「貯湯ユニット」の2つの大きな機器を並べて設置する必要があるためです。

     

    エネファームの導入費用は、本体価格が100万〜200万円程度、さらに基礎・配管等の設置費用として30万〜80万円程度が一般的な相場となります。機種や設置条件によってはさらに費用がかさむ場合もありますが、国や自治体の補助金制度を活用することで実質的な初期負担を軽減できます。

     

    たとえば、国(経済産業省)が主導する『給湯省エネ2026事業』を活用することで、1台あたり17万円の基本補助金が交付されます。

    さらに、既存の電気蓄熱暖房機を撤去する場合は4万円/台(上限2台)、電気温水器を撤去する場合は2万円/台の加算措置もあり、初期負担を大幅に抑えることが可能です。

     

    また設置スペースの目安として、機器本体(燃料電池ユニット+バックアップ熱源機)とメンテナンス作業スペースを合わせると、標準的な設置では約1.1㎡以上の空間が必要です。ただし、組み合わせる熱源機の機種や設置条件によって異なるため、詳細は施工業者にご確認ください。

     

    導入を検討する際は、ご自宅の環境で設置可能か、また補助金がいくら下りるのかを、まずは施工業者へ相談してクリアにしましょう。

    機器の寿命や定期的な点検・メンテナンスの想定

    エネファームを安全かつ効率的に使い続けるためには、定期的な点検とメンテナンスの仕組みを正しく理解しておく必要があります。

     

    多くのメーカーでは、エネファームの無償メンテナンス期間を「10年」と定めています。

    アイシン製の場合も、多くのガス事業者が導入から10年間の無償メンテナンス制度を設けており、この期間内は安心してご使用いただけます。

     

    10年を超えてお使いいただく場合は、有償の定期点検が必要となります。

    具体的なメンテナンス費用や継続使用の条件は、ガス事業者や施工業者によって異なるため、導入前に確認しておくことをおすすめします。

     

    長く安心して使うためにも、費用負担のサイクルや不調のサインを感じた際の相談先を事前に確認しておくことが大切です。

    失敗しないエネファームの設置と、おすすめメーカー(アイシン)のご紹介

    数あるメーカーの中でも、高い発電効率とコンパクト設計で選ばれているアイシン製「エネファームtype S」の特徴を解説します。

    また、安全に運用するために欠かせない設置環境の条件や、関連するリフォームについても触れていきます。

    アイシン製「エネファームtype S」ならではの使いやすさと機能性

    アイシン製のエネファーム

     

    アイシン製「エネファームtype S」は、世界最高水準クラスの発電効率(約55%※)と、燃料電池ユニットに貯湯タンクを内蔵したコンパクト設計が大きな特徴です。

    既存の給湯器と燃料電池ユニットを接続する「後付構成」にも対応しており、設置スペースの確保が難しいご家庭にも導入しやすい柔軟な構成が選ばれている理由です。

     

    専用スマートフォンアプリ「エネファームアプリⅡ」との連携機能も充実しており、外出先からお風呂のお湯はりや床暖房のオン・オフ操作ができるほか、発電量・電気使用量・光熱費の節約状況をグラフで確認できます。

    リモコンの「エネルックリモコン」では、ご自宅のエネルギーの使い方をリアルタイムで「見える化」でき、ご家族みんなで省エネ意識を高めるきっかけになります。

     

    また、発電中に停電が発生した場合は自動で自立発電運転へ切り替わり(通常約90秒後に使用可能。

    機器の経年状態により最長約10分かかる場合があります)、最大約700Wの電気が専用コンセントから使用可能です。

     

    停電復旧後は自動で通常運転に戻ります。

    なお、使用電力が700Wを超えた場合(過負荷)は電気出力が一時停止しますが、1回目は自動復旧します。

    2回目以降はリモコン操作での再開が必要なため、接続機器の消費電力には十分ご注意ください。

     

    ※都市ガス13A(LNG)を使い約3時間以上安定して定格発電を継続した際の発電効率(アイシン調べ、2020年2月時点)。それ以外の条件での定格発電効率は54%、LPガス使用時は53%。使用状況により異なります。

    専門知識が必要な設置工事と推奨される設置環境

    エネファームの設置には、ガスや電気、水道に関わる専門的な知識と確かな技術が求められます。

    設置には以下のような専門資格を持つ作業員による確実な施工が必要です。

     

    ・第二種電気工事士、または第一種電気工事士

    ・ガス消費機器設置工事監督者

    ・簡易内管施工士

    ・ガス可とう管接続工事監督者

     

    また、当社ではガス機器設置スペシャリストの資格保有者も在籍しており、高い専門性でご対応いたします。

     

    エネファームの設置にあたっては、運転音への配慮など、ご自宅や周辺環境に合わせた最適なレイアウト設計が欠かせません。

    蟹江ガスエンジニアリングは、大阪ガス指定のメンテナンス会社として、プロの目線からお客様の快適な生活環境を守る安心の配置をご提案いたします。

     

    ▶蟹江ガスエンジニアリングのエネファーム施工事例はこちら

    https://kaniegasu-eng-reform.com/works_ct/ene-farm/

    エネファーム導入と合わせた水回りリフォームのすすめ

    新築住宅のユニットバス

     

    エネファームの導入や交換のタイミングは、ご自宅の設備を総合的に見直す良いタイミングです。

    給湯器の交換だけでなく、キッチンやお風呂などの水回りリフォームを一緒に検討するのもおすすめです。

     

    たとえば、最新のシステムバスへの交換に合わせて浴室暖房乾燥機を導入したり、お湯が冷めにくい高断熱浴槽を採用することで、エネファームの省エネ効果を最大限に引き出せます。

    早めに水回りのリフレッシュを行うことで、設備の故障の可能性を減らし、日々の家事がより快適な暮らしへと生まれ変わります。

    まとめ|南大阪・堺市でのエネファーム導入や水回りのご相談は蟹江ガスエンジニアリングへ

    三世代家族ファミリー

     

    この記事では、エネファームがもたらすメリットや、停電時にも役立つ仕組みについてご紹介しました。

    日々の快適さを高めながら、いざという時の安心も確保できるエネファームは、これからの暮らしを豊かにする魅力的な選択肢です。

     

    蟹江ガスエンジニアリングは、大阪府堺市を拠点とする「大阪ガスのメンテナンスサービス会社(指定業者)」です。

    南大阪エリアに密着し、大阪ガス認定企業として50年以上、年間数千件におよぶ現場経験を積んできた専門のスタッフが在籍しています。

     

    確かな点検・修理の実績と有資格者による技術力をもとに、設置後も長く安心してお使いいただける環境を整えます。

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    <執筆・監修> 蟹江ガスエンジニアリング株式会社

    大阪府堺市を拠点に、南大阪で大阪ガス指定のメンテナンス会社としてガス機器の点検や修理、リフォーム事業を展開。ガス機器のスペシャリストとして、お風呂やキッチン周りを中心に省エネで快適な暮らしを提案しています。2009年からリフォーム事業を手掛け、豊富な実績と専門性の高い技術力が強みです。

     

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